江西省漫車 5時間
作者:寝台軟さん(中国旅行メーリングリストメンバー)
江西省はマイナーな省だ。訪問を終えて余計にそう感じる。
良く言えばおとなしく、悪く言えば地味。「アクのつよい中
国」に疲れたら、ここを訪ねてみるのも良いのかもしれない。
「白壁にいきり立ったうだつ」の民家のつくりが特徴的だっ
た。
江西省は石炭の大産地でありながら、いまだ蒸気機関車の活
躍が知られていないというので、今回探し訪ねてみた。
その際、南昌→萍郷の8301次漫車(鈍行)を、途中豊城から終
点まで5時間乗車したので、以下簡単に報告します。
(漫車とは、列車番号6000以上の通称?、通称とはいえ站の表示にははっきり「漫車」と書かれていたりする)
豊城13時半すぎ、8301次は朱色のディーゼルを先頭に、緑皮
車ばかり10輌以上連ねてやってきた。 長い編成である。手元の切符は「無座」だ。こういう漫車に
途中から乗る場合、通常、席の指定はない。
しかもこの列車、始発の南昌からでも席番の指定はしていな
いらしい。前日南昌站の電光掲示板は、むこう数日間この列車
、無座のみ「有」と表示していたから…。同時に軟座や硬臥の
連結営業もないとチェックしていた。
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朱色のDL(DF4)に牽かれて漫車到着。 |
ALL普通車自由席、長編成といえば、自分が学生時代よく利
用した「国鉄の鈍行」と同じである。従って、ホームをなるべ
く列車後方へと進み待機した。一般にその方が空いていた経験
がある。
やってきた列車内の混雑は、なかなかのものだった。後部に
なぜか硬臥寝台が5輌ほど連結され、座席として開放されてい
た。一部は上段まで人がいた。 さらに編成後部へ歩いていくと、硬臥4両目に来てなぜかぐ
っと空いた。やれやれである。さらに後ろは通路をカギで閉鎖
されていたし、この車両には服務員が配置されていなかったか
ら、元来回送車だったのを途中で臨時的に開放したものと思わ
れる(ありがたい)。なお夕方、全体が空いてきた時点で前方
の車両へ移動を促された。
| すっかり空いた「開放硬臥」の車内通路。 |
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小雨模様の車窓を過ぎ行く白壁民家の集落。日本のどこかに
移築すれば、立派な観光地に仕立てられそうである。
| この地方の特徴的な、うだつのある屋根。 |
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(駅名板)あいにくの小雨の中、小駅を辿る。 |
漫車は一般に途中乗降が多く、下り列車では概ね空いていく
傾向となる。2-3駅でとなりのボックスが空き、移動。無座
券でゴロントできる状態になった。 やがて移動を促され硬臥3輌を通り抜け、硬座へ。座る分に
は硬座の方が背擦りにクッションがあるので、僅かに楽に感じ
た。 詳しい地図をみて、鉄路枝線がある所では「SLはないか」
と目を凝らすが、見かける事無く日も暮れて、定刻、終着駅の
萍郷に到着した。
| 硬臥1boxを占領して休息(右のは、嫁はんです(^^;
)。 |
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ここ萍郷は石炭の大産地。あすのSL探査が楽しみである(
…結果はボウズ(;_;))。
・同じ「漫車」でも、指定席の場合もあります。(北京北-八
達嶺-沙城、承徳-赤峰などはそうだった)
・緑皮車とは、昔ながらの緑色に黄線の客車。殆どがエアコン
なしです。ただ、窓が開けられる(やたら重いが)というメリ
ットがあります。
・緑皮硬臥寝台車の多くは、硬座にも運用できるよう、下段ベ
ッド上に席番が振られています。長いベッドに4人、それと通
路の小椅子も席扱いです。
・5時間の火車旅運賃は18元でした。
・ついでに南昌のオススメ食堂をご紹介しておきます。(■gan4
=江西省を意味する字。章へんに…?、現地のクルマのナンバ
ー参照。)
■gan4香園…勝利路ホコテンへめし屋を探しに行ったが、衣
料系ばかり。で、后墳路交差で北東入ルすぐの地点にみつけた
。 割と清潔な店で、味も辛すぎる事無くオススメできる。おか
ず3皿+白飯でたしか50元くらいだった。
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意外?定刻に到着。お疲れ様でした。 |
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